2011年9月2日金曜日

明治大正農政経済名著集

近代デジタルライブラリ

明治大正農政経済名著集

  1. 興業意見・所見:前田正名祖田修:解題〉、19766月刊
  2. 日本地産論 日本農業及北海道殖民論:フェスカ飯沼二郎矢島武:解題〉、19771月刊 ISBN 9784540760365
  3. 日本振農策:エッゲルト(織田一:訳) / 日本農民ノ疲弊及其救治策:ペ・マイエット(斎藤鉄太郎ほか:訳)〈櫻井武雄:解題〉、197511月 ISBN 9784540750205
  4. 信用組合産業組合論集〈伊東勇夫・渋谷隆一:解題〉、19774月刊 ISBN 9784540770012
    1. 信用組合論:平田東助杉山孝平
    2. 信用組合論:高橋昌横井時敬 
    3. 産業組合法要義:平田東助
    4. 産業組合手引:森近運平
  5. 最新産業組合通解 時代ト農政:柳田国男伝田功:解題〉、19768月刊 ISBN 9784540760198
  6. 日本尊農論 日本農政学:河上肇石渡貞雄:解題〉、19775月刊 ISBN 9784540770067
  7. 農業本論:新渡戸稲造崎浦誠治:解題〉、19761月刊 ISBN 9784540750328
  8. 農業経営学:伊藤清蔵金沢夏樹:解題〉、19764月刊 ISBN 9784540760013
  9. 実地経済農業指針 日本農業の経済的変遷:斎藤萬吉〈須々田黎吉武田勉:解題〉、19762月刊 ISBN 9784540750342
  10. 土地経済論:河田嗣郎阪本楠彦:解題〉、19769月刊 ISBN 9784540760204
  11. 産業組合講話:佐藤寛次近藤康男:解題〉、197610月刊
  12. 農村革命論 農村救済論:横田英夫山崎春成:解題〉、19772月刊 ISBN 9784540760372
  13. 小農保護問題:社会政策学会大内力:解題〉、19765月刊 ISBN 9784540760044
  14. 適産調要録 老農晩耕録:石川理紀之助斎藤之男:解題〉、197611月刊 ISBN 9784540760228
  15. 永小作論:小野武夫細貝大次郎:解題〉、19773月刊 ISBN 9784540760389
  16. 農村法律問題:末弘厳太郎渡辺洋三:解題〉、19777月刊 ISBN 9784540770197
  17. 第壹農業時論 農村行脚三十年:横井時敬〈村上康男:解題〉、19763月刊 ISBN 9784540750359
  18. 農民組合の理論と実際:杉山元治郎 / 農民運動と高松事件:若林三郎大島清:解題〉、19776月 ISBN 9784540770098
  19. 明治大正農村経済の変遷:高橋亀吉暉峻衆三:解題〉、19767月刊 ISBN 9784540760181
  20. 世界農業史論:佐藤昌介稲田昌植高倉新一郎:解題〉、197612月刊
  21. 農村問題と社会理想 公正なる小作料:那須皓渡辺庸一郎:解題〉、19778月刊
  22. 農村自治の研究:山崎延吉綱澤満昭:解題〉、19779月刊 ISBN 9784540770227
  23. 米と社会政策:J・ラビット(宇野木忠:訳) / 養蚕労働経済論:早川直瀬〈暉峻衆三・牛山敬二:解題〉、197710月刊
  24. 明治農業論集 - 地租・土地所有論〈暉峻衆三・牛山敬二:解題〉、197711月刊 ISBN 9784540770562
    1. 地租論
      1. 本邦地租の沿革:有尾敬重
      2. 地租増否論・続地租増否論:谷干城田口卯吉
      3. 地租全廃論:円城寺清
      4. 全廃論を読む:幸徳秋水
    2. 土地所有論
      1. 時事要論:大井憲太郎
      2. 土地均享人類の大権:宮崎民蔵
      3. 土地国有論:西川光二郎
      4. 農民の福音:赤羽一

興業意見・所見他 第1巻

前田正名 明治17(1884)年、34歳

松方デフレによる農業・農村・農民の疲弊を正すべく官の側から出された地域振興計画。全国規模で在来産業の実態を調べ、その育成と民力、村力の養成こそ時代の急務と喝破。前田が120年前に提唱した町村是運動は今日の地方分権の潮流の先駆。3500円

日本地産論 第2巻 M・フェスカ 明治23(1900)年

農商務省地質調査所に招かれ、駒場農学校で教鞭をとったドイツ人農学者による日本農業論。北海道から鹿児島まで全国の土性調査をおこない、深耕、多肥、輪作に基づく資本集約的大経営を提唱、福岡農法に日本農業の将来を見出した。4000円

時代ト農政・他 第5巻 柳田国男 明治43(1911)年、37歳

日露戦(明治37年)後の恐慌で農村はまたまた疲弊。サーベル農政が闊歩する農村に「真正の村是は当局者自身の手で」と訴えた。輸入観念農学と小農主義農学双方の公式性の打破を唱えた柳田農政学は、こんにち家族経営の地域・集落レベルでの展開を考える上で

も好個の古典だ。3500円

日本尊農論・日本農政学 第6巻

河上肇 明治37、38(1905、6)年、25、26歳

日露戦の勝利で勢いを得た自由主義経済論に立つ工商立国・賤農論に対し、それは後発国の追い上げによってその独占的地位は崩れるので甚だ危険と警鐘、農工商鼎立の理論化に挑んだ。中国、韓国などに追い上げられる今日を見透かしたような名著。5000円

農業本論第7巻 新渡戸稲造明治31(1899)年、36歳

日本人の手によって初めて包括的に論じられた農業論の原典。その視野は広く医療健康、教育、循環型社会、人口問題にまで及び、その中に農業・農村を位置づけその貴重なる所以を説いている。4500円

適産調要録・他 第14巻

石川理紀之助 大正6(1917)年

官の前田に対し民の側から地域づくりを説いたのが石川のこの書。地域の実態調査、営農・販売、地域づくりの計画、その経緯や結果が実践的にして論理的かつ平易に書かれている。3000円

農村問題と社会理想  第21巻

那須皓 大正13(1924)年

深刻の度を増しつつあった小作争議を前に「農村問題は文明問題なり」という高い見地から土地所有、農業経営規模・形態の節度ある「社会化」を展望し、都市と農村の調和ある発展を目指した。3500円

農村自治の研究第22巻

山崎延吉 明治41(1909)年、35歳 

新渡戸『農業本論』と並び称され、15版を数えた名著。国家的統治の客体としか見なされなかった農村農民も自治の精神と方法を確立すべしと説き、しかもそれは日本の土着的生活感覚に基づいたものだったところに画期的意味があった。5000円

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